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コラム

腸に良い食べ物「果物や野菜を丸ごと食べた方がいい理由」サルベストロールと腸の関係

腸に良い食べ物「果物や野菜を丸ごと食べた方がいい理由」サルベストロールと腸の関係

腸にとって良い食事とは、加工や精製されていない植物性食品をホールフードで食べることです。
植物性食品は腸内環境にとって必要な食物繊維を豊富に含み、健康に必要な栄養素を豊富に含むためです。

野菜や果物の皮の部分には、植物が自らをカビや細菌から守る「サルベストロール」が含まれています。
サルベストロールは植物の苦みや辛味成分に含まれるもので、皮や種、中皮や根などに含有されます。だから野菜や果物は「丸ごと食べる」ことがお勧めなのです。
有機農法で作られた植物は、農薬使用のものに比べ約30倍のサルベストロールが含まれていると言われています。

私達の腸内環境にとって大きな問題は、抗生物質や胃酸を抑える制酸剤、ステロイド、経口避妊薬などを常用することによってカンジダが増殖し、リーキーガット症候群(アレルギーや喘息の原因となる腸漏れ)を引き起こしていることです。

カンジダとは、カビ(真菌)の一種で私達の体の中にいる常在菌です。
カンジダが腸内で増殖するとヘルパーTリンパ球のバランスが崩れて免疫が低下しアレルギーが引き起こされます。原因が分からない疲労感や体調不良はカンジダが原因だったということが少なくありません。

カンジダは通常酵母のような形をして生息しています。それが人間の体内に入ると菌糸という足のようなものを伸ばします。菌糸形になったカンジダはその先端を腸壁に伸ばし小さな穴をあけ、リーキーガットいわゆる「腸漏れ」を起こし全身疾患の原因となります。

カンジダを菌糸形にさせなければ、その病原性を防ぐことができます。
カンジダの菌糸形を防ぐには、野菜や果物、ハーブなどに含まれるサルベストロールを積極的に摂取することです。

無農薬で栽培した柑橘類に黒い斑点を見たことがあると思います。
この斑点がサルベストロールです。
腸内環境改善のために、有機野菜や果物を丸ごと摂取してカンジダ菌の繁殖を防ぎましょう。

   

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