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コラム

免疫は腸に集まっているって本当? ~「ウイルスや細菌を体に入れない腸粘膜の力」病気になる人ならない人

免疫は腸に集まっているって本当? ~「ウイルスや細菌を体に入れない腸粘膜の力」病気になる人ならない人

「免疫は腸に集まっている」そんなことを聞いたことがあるかもしれませんが、食べ物を消化吸収する臓器でなぜ免疫が関係するのか?疑問に思う方も多いと思います。

小腸には、体の中の免疫系細胞が60〜70%も集まっている最大の免疫器官です。

免疫とは体に害を及ぼす異物を排除するシステムですが、口から入ってくるものは食べ物に含まれる栄養だけではなく、ウイルスや病原性細菌なども取り込まれるため、栄養を吸収する小腸に集まっているのです。

小腸は6〜7mの長い管で、十二指腸、空腸、回腸から成っています。

小腸を輪切りにするとびっしり生えている絨毛が確認されます。絨毛突起の中央部にはリンパ管が走っており、絨毛の間にバイエル板が点在します。バイエル板の内側にはリンパ球などの免疫細胞が待ち構えており、侵入してきた細菌やウイルスを撃退します。これが腸管免疫と呼ばれています。

腸管免疫には3つの特徴があります。

  1. 小腸粘膜には、リンパ球、好中球、マクロファージから成る感染防御バリアが存在し、分泌型IgAという抗体が作られているということ。
  2. 過敏なアレルギー反応を起こさないよう、小腸の微絨毛に存在している消化酵素ペプチターゼがタンパク質を分解し、IgA抗体がペプチドと結合し体外へ排出すること。
  3. 涙腺、唾液腺、乳腺などの腸管粘膜以外にもIgA抗体を作る細胞の供給源となること。

発展途上国の人の小腸粘膜と先進国の小腸粘膜では著しく異なるそうです。

これは摂取する食物繊維量の違いと考えられていますが、野菜や果物などを沢山食べることによって絨毛の発育に影響を与えていると思われます。衛生環境や医療環境が整っていない環境だからこそ、自分の免疫力を高めるための防御機構なのかもしれません。

私達先進国の食生活では、レトルトやインスタントなどの簡単な食事が増えています。軟らかい食べ物や水分などだけで栄養を補給していると絨毛突起が小さくなり、それを覆う粘膜も減少します。

すると腸内では「バクテリアルトランスロケーション」という現象が生じます。

これは小腸粘膜が萎縮をきたし、細菌や菌体毒素が腸内壁を通過して血中や腸間膜に移行してしまう現象です。これによって小腸を守るバリアが失われてしまうのです。

つまり食生活が便利に簡単になればなるほど、腸管免疫は弱くなり感染しやくなってしまうということです。

ウイルスや細菌に負けない体を作るためにも、改めて毎日の食生活を見直していく必要があるのかもしれません。

   

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