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コラム

⑦塾帰りの夜ごはん+α — 腸活・血糖値・就寝ルーティン

⑦塾帰りの夜ごはん+α — 腸活・血糖値・就寝ルーティン

前の[⑥塾帰りの夜ごはん]では、塾帰りの食欲のメカニズムと夜ごはんの2つのパターンをご紹介しました。このトピックでは、夜ごはんにもうひと工夫できる「腸活と血糖値の対策」と、「食後から就寝までの過ごし方」についてお伝えします。


夜ごはんに取り入れたい腸活

取り入れやすい腸活食品:
●味噌汁(発酵食品+食物繊維。具だくさんにするとさらに◎)
●納豆(発酵食品+良質なたんぱく質)
●ぬか漬け・漬物(発酵食品∓食物繊維)
●ヨーグルト(発酵食品)

腸内環境が整うと、セロトニン(幸せホルモン)の分泌が促されます。毎日の味噌汁を一杯続けるだけでも、十分な腸活のスタートになります。


夜ごはんで意識したい血糖値の安定

血糖値を安定させる夜ごはんの工夫:
●炭水化物(ごはん・パン・麺類)だけの食事にしない
●たんぱく質(肉・魚・卵・大豆製品のいずれか)を必ず組み合わせる
●食べる順番は、たんぱく質や野菜を先に、炭水化物は後から

血糖値の急上昇を防ぐことで、眠気が出にくくなり、就寝後の睡眠の質にも良い影響があります。

食後〜就寝までの過ごし方

夜ごはんの後の時間の使い方も、翌日のパフォーマンスに影響します。

食後すぐに勉強を再開しない
食後すぐよりも、10〜15分でも休憩を挟むだけで、その後の集中力が高まりやすくなります。消化が落ち着く前に机に向かっても、脳への血流が十分でなく効率が上がりにくいためです。

入浴は回復の時間
ぬるめのお湯(38〜40度程度)にゆっくりつかることで、自律神経が整い、セロトニンの分泌が促され、深い睡眠への準備ができます。

就寝前のスマホ・ゲームはできるだけ避ける
画面の光(ブルーライト)が脳を覚醒させ、睡眠中に行われる記憶の定着の妨げにもなります。

夜ごはんから就寝までの理想の流れ

夜ごはん(リラックスしながら)
 ↓
10〜15分 休憩・入浴
 ↓
就寝前の勉強(必要であれば短時間で)
 ↓
スマホを置いて、就寝

毎日この流れを完璧に整えることは難しいかもしれません。でも「今日は入浴できた」「今日は食卓で勉強の話をしなかった」という小さな積み重ねが、受験期を通じた子どものコンディションをつくっていきます。

夜の食事と過ごし方は、「今日一日の締めくくり」であると同時に、「明日への準備」でもあります。完璧を目指すより、今日できることをひとつ。その積み重ねが、長い受験期を支える土台になります。


親子で意識したいおすすめポイント!
今日の夜ごはんに、味噌汁を一杯足すだけで腸活のスタートです。
難しく考えず、「まず味噌汁」から始めましょう。
続けるうちに、子どもの体調や気分の安定に変化が出てくるかもしれません。


この記事を書いた人

井上 智美
管理栄養士・分子栄養学アドバイザー

受講者のべ1万人以上。栄養学・分子栄養学の知見をもとに、成長期の子どもの食と集中力について伝えています。「毎日の食卓が、わが子の力を引き出す」をテーマに、ご家庭で実践できるノウハウをお届けします。

「元受験生パパ」コラム

(5)記憶を定着させる睡眠時間
受験期は、勉強だけでなく「質の高い睡眠」を確保することも大切です。入浴で心と体をリラックスさせ、勉強と休息のメリハリをつけましょう。睡眠の質を高め、学習効率につなげるための入浴習慣をご紹介します。