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そのサプリ、本当にカラダのため?見落とされがちな「サプリメントの添加物」

そのサプリ、本当にカラダのため?見落とされがちな「サプリメントの添加物」


サプリメントは「不足している栄養素を補うもの」として、私たちの生活に身近なものになっています。
体調や年齢の変化を感じたときに、「何かを補わなきゃ」「この栄養が足りていないかも」・・・
そんな迷いから、サプリメントに手を伸ばす方も多いのではないでしょうか。
忙しい毎日の中で、手軽に栄養を補えることは、大きなメリットです。
けれどここで一度、立ち止まって考えてみたいことがあります。
それは、そのサプリメントで何をカラダに摂り入れているのか」という視点です。

見落とされがちな「賦形剤・結着材」という存在

多くのサプリメントは、特定の栄養成分を効率よく摂取できるように設計されています。その一方で、錠剤やカプセルの形状を保つため、粉末の量を増やす・粉末同士を固るたり、製造工程をスムーズにするために、賦形剤結着材滑沢剤などが使われているケースも少なくありません。中には有効成分よりも、こうした成分の割合が多いものも見られます。
もちろん、これらのすべてが悪いというわけではありません。
ただ、毎日・長期間摂り続けるものだからこそ、「少量なので気にしなくていい」とは言い切れないのも事実です。

栄養成分表示だけでは見えないものがある

サプリメントを選ぶとき、私たちはどうしても「どんな栄養素が、どれくらい入っているのか」という数値に目が向きがちです。
しかし本当に大切なのは、それだけではありません。原材料の中身や、栄養成分以外に何が含まれているのか。栄養を摂るということは、同時に「不要なものをできるだけカラダに入れないこと」でもあります。この視点は、意外と見落とされがちです。

錠剤やカプセルの形状を保つために、賦形剤などに使われる主な補助成分
賦形剤・結着剤:セルロース・乳糖・デキストリン
滑沢剤:ステアリン酸Mg・ステアリン酸Ca
甘味料:乳糖・ソルビトール
乳化剤・安定剤:グリセリン脂肪酸エステル

なぜ賦形剤や結着材が使われるのか

そもそも、なぜサプリメントには賦形剤や結着材が使われるのでしょうか。
その背景には、粉末状の原料を固めて錠剤にしたり、品質を一定に保つために、技術的に必要とされてきた事情があります。気にしたいのは、それらが本当に必要最小限にとどまっているかという点です。

「少量だから大丈夫」が積み重なると

賦形剤や結着材は、一度に大量に摂るものではありません。そのため「少量だから大丈夫」「カラダへの大きな負担はないだろう」と考えられがちです。しかし、サプリメントは“毎日摂り続けること”を前提としています。数か月・数年と続けたときに、本来は栄養を補うためのはずが、同時にそれ以外のものを摂り続けている可能性もあります。
不要なものが増えると、カラダはそれらを代謝・排出するためにも働きます。日々積み重なることで、カラダへの負担につながる可能性もあります。「健康のために摂っているはずのものが、知らず知らずのうちに負担になっていないか」毎日口にするものだからこそ、意識したいポイントです。

サプリメントは、あくまでも「食事を補うもの」

サプリメントは栄養補助食品です。
カラダがどのように受け入れるかを考えたときに、できる限り食材そのものの栄養に近い形で補うという視点も大切になります。
・原材料は何か
・どのような加工がされているか
・毎日摂り続けても安心できるか
こうした視点をもつことが、「栄養を摂ること」と「不要なものをできるだけ入れないこと」。その両方を大切にしたサプリメント選びにつながります。

単一栄養ではなく「素材をまるごと摂る」という考え方

ビタミンB群だけ、鉄だけ、〇〇だけ。という単一の栄養素のみを補う方法にはどうしても限界があります。自然の素材にはビタミンやミネラルだけでなく、ポリフェノールや食物繊維、さらにまだ解明されていない成分も含めて、本来のバランスで存在しています。それらが互いに働き合うことで、総合的な栄養摂取と相乗効果が期待できると考えられています。
だからこそ大切にしたいのが、「単一の栄養素を足す」という考え方から、「素材を丸ごと摂る」という視点へのシフトです。

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これらに共通するのは、「栄養を足す」ことを目的とするのではなく、食の延長線上で日々のカラダを整えるという発想です。いわゆるサプリメントというより、「サプリメントの形状をしている食品」と捉えることができます。
特定の栄養素だけを補うのではなく、素材そのものの栄養やバランスを活かしながら、日々の食生活の中で無理なく摂り入れられる形を大切にしています

こうした背景にあるのが、「プリベンションフード」という概念です。病気になる前の段階から、日々の生活の中でカラダを整えていくというあり方を目指します。毎日の食事や生活を土台に、無理なく継続的に摂り入れられる“食の選択肢”のひとつです。
毎日口にするものだからこそ、「自分のカラダにとって何を大切にしたいのか」を考えること。日々の食の選択を見直すきっかけになれば嬉しく思います。

管理栄養士・オーソモレキュラーアカデミー 分子栄養学アドバイザー 井上智美

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