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妊婦さんにこそ、伝えたい。膣カンジダ予防に期待の「ホロトキシン」とは?
膣カンジダというものをご存知ですか?
陰部のかゆみやおりものの変化を引き起こす疾患で、性病のようなイメージをお持ちの方も多いと思います。
しかし、実は性行為の有無に関わらず、免疫力の低下等で「カンジダ」という腟内の常在菌が増殖することにより起こる疾患で、女性の約5人に1人は経験する非常に身近な疾患なのです。
お腹の赤ちゃんを必死に守るため、ホルモンバランスの変化を始めとして、身体や心が急激に変化していく妊娠期間。
そんな妊娠期間に特に気をつけたいのが、カンジダ菌。
実は、10人に3人の妊婦さんが膣カンジダに罹患し、「繰り返し発症している・・・」という妊婦さんも多いのだとか。30%とは、意外と多いですよね。。
今回は、ナマコ由来の「ホロトキシン」という、妊婦さんにこそお勧めしたいカンジダ菌を退治する抗真菌性天然由来成分を紹介します。
産婦人科の先生も強くお勧めする、日々のお風呂で洗ったり、お風呂上りに塗ったりするだけで、簡単にカンジダを予防できる方法なので、妊婦さんの方はぜひ読んでみてくださいね。
カンジダとは・・・?
カンジダ属真菌は、生活している中でどこにでも存在している酵母カビの一種です。外陰腟カンジダ症は、カンジダ菌による外陰性器感染症のことで、多くの女性が経験する疾患です。
カンジダ菌は10種類以上ありますが、原因菌種としてはカンジダ・アルビカンスが最多です。それは常在菌で、皮膚や消化管粘膜の上に少数存在していますが、通常は人体に害を及ぼすことはありません。
しかし、特定の条件のもとで、粘膜や皮膚の湿った部分に過剰に増殖します。すなわち、抗菌薬の内服、ステロイドや免疫抑制剤の使用、妊娠などによる免疫力低下、糖尿病などが誘因になってカンジダ菌が大量増殖し、感染症状を引き起こすのです。
カンジダ菌の感染症状は、それを起こす体の部位によって異なり、口や喉で生じると「口腔カンジダ症」、食道粘膜で生じると「食道カンジダ症」、外陰や膣のカンジダは「外陰膣カンジダ症」と呼ばれます。特に腸菅内でのカンジダ菌の異常増殖は、腸管上皮を傷つけることとなり、結果として「リーキーガット(腸漏れ)症候群」を誘発して栄養素の吸収不良を起こします。
妊婦のカンジダ罹患率、実は非妊婦の2倍?!
外陰または腟内においてカンジダ属の真菌が検出され、掻痒感(かゆみ)、帯下(オリモノ)の増加などの自覚症状や、外陰・腟の炎症を認めた場合にカンジダ症と診断されます。
腟内カンジダ菌保有率(陽性率)は非妊婦15%、妊婦30%とされていますが、単にカンジダ菌を保有しているだけではカンジダ症と診断されず、治療の必要もありません。
治療が必要なカンジダ症はおよそ3分の1なので、罹患率は非妊婦5%、妊婦10%となります。
妊婦カンジダはなんで起きやすいの?
理由は大きく分けて2つの理由があります。
- 妊娠期は、赤ちゃんを守るために免疫が低下するから
妊娠中は母体が胎児を拒絶しないようにするため、免疫力が低下(免疫寛容)しています。
特に中期〜後期の妊婦さんは免疫低下が顕著になります。 - オリモノが増加するから
妊娠中は女性ホルモンのエストロゲンが増えるため、生理的な変化として帯下(オリモノ)が増えます。
妊婦カンジダってどんな症状?
妊婦さんの場合、まず帯下(オリモノ)が異常に増えます。外陰や腟の痒みは後から来る方が多い印象があります。特有の帯下の所見は、「酒粕状」「粥状」「ヨーグルト状」などと表現されます。
妊娠中期以降の腟カンジダ症がひどくなると、「カッテージチーズ様」とされる黄緑がかった帯下が膣内に詰まってしまい、内診台で掻きだす場合もあります。
妊婦のカンジダ症への対策や処方は?
妊婦さんがカンジダ症を完全に防ぐことはできません。
一般的な注意としては、通気性の良い下着を使用して、局所の清潔を保つことです。刺激性の強い石鹸は使わないよう指導される場合もあります。
婦人科で外陰腟カンジダ症の罹患歴がある方には、妊娠したら再発しやすいので症状があったら早めに受診するよう伝えます。
腟カンジダ症と診断したら、抗真菌作用のある膣錠を腟内奥深くに挿入します。
週1回の治療を1~2回行うか、1日1回の膣錠を1週間自己挿入してもらう場合もあります。
外陰カンジダ症に対しては、抗真菌作用のある外用剤を処方して自己塗布してもらいます。
外陰部の炎症が強い場合はステロイドの外用剤を同時に処方することがあります。
経口抗真菌薬(飲み薬)は外陰腟カンジダ症に有効ですが、妊婦さんには使用禁忌です。
抗真菌性の天然特許※1成分
「ホロトキシン」含有エキスに注目!
◆抗真菌作用に優れている、ナマコ食品
ナマコは棘皮動物門ナマコ網に属し、世界中の海におおよそ1,400種生息していると言われています。最も近い生物は棘で身を守るウニですが、硬い棘をもたず、一見無防備にもみえるナマコは魚が嫌がるサポニンを有しています。
日本人に長年生食用として親しまれてきたマナマコには、ヒトに対しては高い安全性がありながら真菌に対する強い殺菌力 を持つホロトキシンがあり、白癬菌を殺菌する水虫薬“ホロスリン”の主成分としても活用されています。
◆ホロトキシンの真菌殺菌作用※2
ホロトキシンは、真菌(カビ)の細胞膜にのみ作用する性質を持っています。真菌の細胞膜に突き刺さり、穴を開けることで殺菌すると考えられています。
細菌などの細胞膜には作用しないため、常在細菌叢には影響することはありません。
ホロトキシンが最も優れている点は真菌を殺菌しながらも乳酸菌等の常在菌は殺さず、増殖にはほとんど影響しないことです。真菌だけにアプローチし、不快な症状を抑制します。
※1特許第6977940号 「ナマコサポニン含有エキス抽出および定量化方法」
生工研(岩手県)、岩手医科大学、ISF合同会社、株式会社三笑、小野食品株式会社
※2 Yano et al. Marine drugs 2013
産婦人科医に聞いた、妊婦のカンジダ症予防の大切さ
今回は医療法人愛育会 愛育病院 理事長・院長の岡田恭芳先生にお話を伺いました。
妊娠末期のカンジダは、特に注意が必要。
妊婦さんがカンジダ症になった場合、帯下(オリモノ)の不快感と外陰・腟の掻痒感(かゆみ)を取るために治療しますが、それは生活の質の問題であって深刻になることはありません。
ただし、妊娠末期で分娩が近づいた状況で腟内に多量のカンジダを認める時には注意が必要です。産道感染により新生児の口腔粘膜が侵されると、「鵞口瘡(がこうそう)」というカンジダ感染症になります。
早産出生児の場合は、カンジダ感染が起こりやすい。
これは致命的ではありませんが、早産児の場合は危険な場合があります。早産出生児に対しては抗菌薬を使用する機会が多いので、カンジダ感染が起こりやすくなります。特に1,500g未満の極低出生体重児ではカンジダによる重篤な全身感染症となることがあります。したがって、妊娠後半期のカンジダ症は積極的に治療します。
すべての妊婦さんにおススメしたい
外陰・腟のカンジダ症を繰り返す妊婦さんには、抗真菌性の天然成分である「ホロトキシン入り」のデリケートゾーン用のウォッシュやジェルがあるととてもよいと思います。日々のお風呂で洗ったり、お風呂上りに塗ったりすることで予防できればこれほどいいことはありません。 すべての妊婦さんにおススメしたいですね。
教えてくださった産婦人科ドクター
医療法人愛育会 愛育病院 理事長・院長 岡田恭芳 先生
大阪大学医学部卒、医学博士。
大阪大学付属病院、箕面市立病院産婦人科研修、一祐会藤本病院
婦人科部長を経て、平成11年より医療法人愛育会へ入職。
平成29年より院長、医療法人愛育会理事長
日本産科婦人科学会専門医、母体保護法指定医師、麻酔科標榜医。 日本産科麻酔学会理事。
最後に
いかがでしたでしょうか。
お腹の赤ちゃんを必死に守るため、自身の免疫力が下がってしまっている妊婦さん。
日々のお風呂で洗ったり、お風呂上りに塗ったりするだけで、簡単にカンジダを予防できる方法なので、この記事を見ていただいた妊婦さんは、ぜひ「ホロトキシン入り」のデリケートゾーン用ソープで洗うことを習慣化していただければと思います。
さらに情報が欲しい方は、〔ホロトキシン カンジダ〕で検索。