“ありがとう”を伝える母の日のギフトに。大切なかぞくに届けたい、からだを労わるアイテム今年の母の日は5月12日。あと1ヶ月となりました。 毎年どんなギフト渡そうか、悩んでしまいますよね。お花…
これからの女性にとっての新常識、デリケートゾーンケアでお悩み解決!
デリケートゾーンケアやフェムテックという言葉が次第に広まってきました。でも、ちゃんとケアできていますか?とお聞きするとなかなかそうではなかったりして、多くの方が「デリケートゾーンのお悩み」を抱えているようです。
デリケートゾーンケアのお悩みはいろいろ
若い女性は新陳代謝が活発で、汗もかきやすいです。そこに雑菌が繁殖すると匂いが発生します。デリケートゾーンはさらにおりものが加わるので独特の匂いとなるわけです。
スキンケアの基本は清潔・乾燥・保湿ですから、肌質にあったケア製品を選んでお手入れしましょう。お風呂タイムにデリケートゾーンを鏡でチェックしたり、おりものの匂いを嗅いでみたり、いつもの健康な自分の状態を知っておくことも大切です。
健康な膣内には乳酸菌がたくさんいるので、おりものも少し酸味がかった、甘酸っぱい匂いがします。おりものは女性ホルモンの影響を受けるので、排卵時や月経直前には量が増えたり粘りに変化があります。月経周期とともに記録して、健康チェックをしてみましょう。
病気かな?!と思ったら…
ムレやかぶれ、摩擦などによって皮膚が炎症を起こすとかゆみがでてきます。摩擦が強いと赤みや黒ずみの原因にもなります。下着やナプキンの素材、締め付けなどには注意したいですね。
強いかゆみの時にはカンジダ膣炎かもしれません。カンジダ菌は膣内の常在菌ですが、ストレスや疲れ、抗生物質を飲んだ時などに異常繁殖すると強いかゆみとなってしまうのです。かゆみの他に白いポロポロしたおりものがあるときには婦人科受診がお勧めです。
気軽に相談ができるかかりつけ医を探しておくのもよいでしょう。
デリケートゾーンケアはこれからの時代の新常識、自分の体を愛おしむように、ひと手間かける時間を大切にしてくださいね。
助産師 三宅はつえ さん
出張開業助産師。東京大学医学部非常勤講師。NHK連続TV小説「さくら」などTVドラマや映画、漫画の出産・助産監修も。