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大切な猫のしっぽ【お手入れ動画付き】
ヒラヒラっと優雅に動く猫のしっぽ。可愛くてたまりませんよね。
猫のしっぽは尾椎という短い骨がつらなっています。周りは筋肉で覆われ、先端まで神経が通っています。そのため前後左右にしなやかにくねらせたり、先端だけビビビッと振るわせたりと自由自在に動かすことができます。
そしてたくさんの役割をもつ、猫にとってとても大切なアイテムの1つです。
今回はそんなしっぽのお話です。お手入れ動画もありますので是非ごらんください。
しっぽの役割
猫のしっぽは、バランスを取ることや感情を表現するコミュニケーションツールの役割を主に担っています。
バランスを取る
高い所への上り下りや、狭い所を渡るとき、暗いところを歩くときなどに、しっぽをうまく使ってバランスを取ります。
また、大型のネコ科の動物を見ていると、疾走しながら左右に動くときには尾を大きく回転させていることから、猫も動作のかじ取りをしっぽで行っていることがわかります。
コミュニケーション
猫はうれしい時や興奮しているとき、獲物の様子をうかがうときなど、いろいろな場面や気分によってしっぽの振り方を変えています。
ピンと立てたり、垂らしたり、左右に振ったり、毛を逆立てたりしながら、猫はその時の感情を表し、猫同士のコミュニケーションを図ります。まるでしっぽで会話をしているようです。母猫が子猫を遊ばせるときの動きには、あたたかい愛情すら感じます。
しっぽのかたち
猫のしっぽは大きく分けると5つ長さがあり、その猫の個性が表れる部分でもあります。
長尾:長いしっぽ
中尾:長尾と短尾の中間の長さのしっぽ
短尾:短いしっぽ
かぎ尾:先が曲がったしっぽ
無尾:マンクスのようにしっぽがない
猫の祖先種であるヤマネコはみんなしっぽが長いことからも、基本的にはしっぽが長いのが猫本来の姿と言えます。短尾やかぎ尾、無尾などは遺伝子によって受け継がれることがわかっていて特定の地域に多く発生することがあります。
日本では古くから、しっぽの長い猫は年を取ると先が2つに分かれて「猫股(ねこまた)」という化け猫になるという言い伝えがあり、そのため、短尾やかぎ尾などしっぽの短い猫が特に好まれて飼われてきました。しっぽが短い猫はおしりの筋肉を発達させ尾の役割を補っているようです。
しっぽが長いほうが猫にとっては有利で生存能力は高いと考えられますが、日本ではしっぽが短い猫が大切にされたことで代々生き残ることができ、定着したといわれています。
しっぽでわかる猫のきもち
猫はしっぽの動きで私たち飼い主にも今の気持ちや気分を伝えています。しっぽの高さ、動き、毛の逆立ち具合、先端までしっかり観察することで、愛猫の気持ちを読み取ることができます。しっぽが短い猫も基本的な読み解き方は同じです。
しっぽと合わせて耳の動きや瞳孔の開き具合、体の力み具合なども合わせて観察し、総合的に判断してくださいね。
しっぽをピンと立てる
友好的なあいさつです。子猫が母猫に近づく時に見られる行動で、おとなの猫同士でもお互いにしっぽを立ててあいさつをします。相手に対して友好的な気持ちを表していて人に向かう場合でも同じように表現します。機嫌がよく、甘えたい時などに多く見られます。
しっぽが少し下がっている
水平より少し下がっていて、しっぽに力が入っていなければ、気持ちもおだやかで落ち着いていた状態です。
尾を巻き込んでいる
恐怖のための萎縮です。しっぽが下がっている、またはしっぽに力が入り、先端をお腹の方に巻き込んでいる時には、恐怖心や警戒心が高まっています。怖い時にしっぽの先端を隠したり、耳を寝かせたりするのは、出っ張っている部分を隠し、相手に攻撃された時にけがをしないようにするためです。
毛が逆立って太くなる
威嚇のサインです。緊張すると、立毛筋が収縮して毛が逆立ちます。人間に置き換えると鳥肌が立つときと同じ動作になります。興奮している時や怖い時には、しっぽを立て、毛を逆立ててふくらませ、自分を大きく見せて相手を威嚇します。
先端がピクピクしている
好奇心いっぱい。何か気になるものを見つけた時などに、好奇心が刺激されて先だけピクピク動かします。しっぽを立てていても下げていてもピクピクすることがあります。
左右にゆっくり動かす
機嫌がよくてリラックスしています。気分がいい時には、ゆったりとしっぽを振ります。名前を呼ばれた時に返事をしているかのように動かすのは、呼ばれたほうに行くほどでもないけれど、ちょっとだけ気になっているという状態です。
激しくバタバタ振る
イライラしています。犬はうれしい時にしっぽを振りますが、猫が左右に激しく振っている時や、横になっていて床に叩きつけるように振っている時は、とても不機嫌な状態です。獲物を狙っているときにも見られ、不用意に近づけば攻撃されることもあります。
しっぽの病気【スタッドテイル】
しっぽの代表的な病気のひとつにスタッドテイルという皮膚疾患があります。尾腺部の皮脂の分泌が過剰になり脂で毛穴が詰まってしまい、悪化するとその周囲の毛がもつれて固まりフケが出てきます。過剰な皮脂のせいで悪臭がし、毛は黄ばんだり黒ずんだりします。さらには腫れて炎症が起こり、細菌感染を起こして化膿したりすることがあります。そうなると猫が気にして始終なめて、脱毛してしまうことも。
猫のしっぽをかき分けて、プツプツと毛穴が黒く詰まっていたら要注意です。
適切なお手入れを出来るだけこまめに行い、ひどくなるようでしたら獣医さんへ受診されることをオススメします。
スタッドテイルのお手入れ方法(動画付き!)
スタッドテイルは猫専用のシャンプーでこまめにお手入れをしてあげることが大切です。
ですが洗浄力が弱いシャンプーを使いゴシゴシと洗いすぎてしまうと摩擦が強く負担となり逆効果になる可能性がありますのでご注意ください。
スタッドテイルの洗い方の動画はこちらから▼
APDCブランドの猫を洗う事へのこだわりはこちらから▼