
スギ花粉、まもなく本格的な飛散スタート。ウェザーニュースが2025年春の飛散傾向を発表しました。 スギ花粉が本格的に飛散するのは、九州や中国・四…
少しずつ暖かくなり、愛犬とのお散歩が楽しい季節になってきました。しかし、それと同時に鼻がムズムズしてクシャミが多くなるあの季節になってきましたね。そうです。花粉症のシーズン到来です。
花粉症は、この近年で患者数が激増し、今は日本人の10人に1人、東京都内では5人に1人が花粉症だといわれているようです。(※1)
そのため、愛犬とのお散歩を楽しみにしながらも、公園や緑の多い場所へのお散歩に苦労をしている飼い主様も多いのではと思います。
さて、人がこんなに苦労している花粉症。愛犬にも同じようなアレルギー反応が起こるのでしょうか?今回は、犬の花粉症について調べてみました。
犬にも花粉症があります。犬の花粉症は、人のようにクシャミや鼻水、涙目のような症状ではなく、皮膚にカユミや乾燥などが現れるようです。
また、犬には様々なアレルギーがあるので、花粉症とは判断するのは難しそうです。そのため、「花粉症かな?」と心配な場合には動物病院で診察を受けましょう。
もし、愛犬が花粉症だと診断されたら何をしてあげれば良いのでしょうか?今回は対策として注意してあげたいポイントを4つご紹介します。こちらは、飼い主様が花粉症の場合の対策にもなりますのでチェックしてみてください。
花粉症の対策は人と一緒で、「花粉に接触しない・持ち込まない」ことが基本になります。日本ではスギ花粉が2月~4月、時間帯だと13時~15時、帰宅時17時~19時位に花粉の飛沫量が多い(※2)といわれていますので、できるだけ、その時間帯の散歩をさけると良いでしょう。
花粉の飛沫量や多い時間帯は地域によって違うもの。天気情報を提供しているウェザーニューズで、地域ごとのその日の花粉情報をお知らせする「花粉Ch」というサービスを提供しています。お散歩の時にご利用してみてはいかがでしょうか?
散歩から帰宅したら、できるだけ早く犬の体についた花粉を取り除きましょう。
STEP1:グルーミングスプレーでブラッシング
散歩前にグルーミングスプレーを愛犬に噴霧すると静電気を抑えることができ、飛散している花粉が被毛に付着するのを抑えることが出来ます。さらに散歩後は犬の体表に付着した花粉をブラッシングしながら落としてください。そのままブラッシングをすると花粉が部屋に飛び散ってしまいますので、花粉を吸着するスプレーを被毛にかけた上でブラッシングすると良いでしょう。
STEP2:地面から舞い上がった花粉を落す
地面に落ちた花粉は、犬やヒトが歩くたびに舞い上がり四肢やおなかに付着します。愛犬の体表に付着した花粉はシャンプーですっきり洗い流せますが、散歩から帰宅するたびにシャンプーをするのは、なかなか難しいもの。そこでおすすめするのが、洗い流さないタイプのフォーミングシャンプーでの拭き取りです。足裏やおなかにフォーミングシャンプーをたっぷり揉み込みタオルで拭き取ってあげてください。
STEP3:口周りの花粉を拭き取る
犬の散歩の楽しみ「クン活」は地面に落ちている花粉をモップのようにすくい取っていきます。花粉症の原因になることはもちろん、汚れや雑菌が口周りのニオイのもとになっている可能性も。STEP:2と同様、洗い流しのいらないフォーミングシャンプーをたっぷり揉み込みタオルで拭き取ってあげてください。
犬の毛に花粉がつかないようするために、できるだけ洋服を着せてでかけると良いでしょう。洋服を着せてでかければ、玄関で洋服を脱がせるだけで家の中に花粉を持ち込ませない対策にもなります。
犬用の洋服ブランドでは、花粉がつきにくい素材を使った専用の洋服もあるようです。チワワや柴犬など、犬種に関わらず花粉症になってしまう可能性があるので、愛犬に合うこのような物を探して着せてあげてはいかがでしょうか?
ブラッシングで落としきれない花粉をシャンプーで落としてあげると良いでしょう。回数を増やすと乾燥してしまう犬や刺激に強くない子犬もいますので、できるだけ優しい成分で作られたものを使うことをおすすめします。
保護成分が静電気を抑えて、ブラシの通りをスルリとなめらかにしてくれます。健康的でツヤのある仕上がりに加えて、ティーツリーの爽やかな香りが持続します。
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花粉症も気がかりですが、気温が上がる春の季節は、愛犬との絶好のコミュニケーションの季節です。たくさん屋外に出て愛犬とのコミュニケーションを楽しみましょう。
もしも、花粉症になってしまったら、まずは動物病院に診断していただいた上で今回のポイントのように花粉を持ち込まない、接触しないように注意してあげると良いでしょう。
※1 healthクリック「10人に1人が花粉症!」
※2財団法人気象業務支援センター 2005年調べ