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保湿成分「セラミド」を深掘り! 種類別の特徴・肌への効果を解説
保湿成分としておなじみの「セラミド」。一口にセラミドと言っても、実はいろいろな種類があり、種類によって特徴や肌への効果が異なります。
せっかくセラミドでお手入れをするなら、ご自身やかぞくの肌に合うセラミドを使用したアイテムを選んでみませんか?
この記事では、セラミドの役割や、種類ごとに異なる特徴を解説。また、全身に使えるセラミド配合アイテムもご紹介します。
なぜセラミドは肌に必要? セラミドの役割とは
セラミドは私たちの肌に備わっている保湿成分の1つで、肌の角層に存在しています。
角層内の細胞と細胞の間を埋めているのが、水分をキープする脂質。その脂質を構成する、主な成分がセラミドです。
細胞と細胞の間が脂質で満たされ角層が整うと、肌の水分を保ち、空気の乾燥などの外部刺激から肌を守る機能が発揮されます。
ところが、脂質が不十分で角層が乱れると、角層内にすき間ができ、水分が外へ逃げてしまいます。同時に、すき間から外部刺激を受けやすくなり、いわゆる“敏感肌”の状態に。
肌の乾燥を防ぎ健やかな状態を維持するには、脂質の主成分であるセラミドが必要不可欠なのです。
年齢とともに肌のセラミドが減少する理由
年齢を重ねるにつれて、セラミドなど肌本来の保湿成分のつくられる量が減少します。その結果、セラミドが担う、水分を保ち空気の乾燥などの刺激から肌を守る機能も低下するため、角層内はうるおい不足に。
「前よりも肌触りがゴワゴワしてきた…」と感じる方は、“年齢に伴う乾燥肌”になっている可能性があります。年齢に応じたうるおいケアとして、セラミド補給を意識しましょう。
食事・サプリメントによるセラミド摂取
食事やサプリメントでセラミドを補うと、セラミドが全身に行き渡るため効率的です。 セラミドは、以下の食材から摂取できます。
・こんにゃく
・米
・桃
・パイナップル など
ただし、継続して摂取しなければ肌に効果は現れず、食事で摂るなら十分な量を食べなければなりません。生芋コンニャクの場合、効果を得るために必要な1日あたりの摂取量の目安は、約半丁です。
化粧品によるセラミド補給
化粧品で直接肌にセラミドを補うと、使用後すぐに一時的な保湿効果を得られます。もちろん、食事やサプリメントによるセラミド摂取と同様に、大切なのは継続です。
ただし、化粧品は塗布した部分にしかセラミドを補えません。全身のお手入れには、広範囲に塗りやすいアイテムが便利です。
化粧品に用いるセラミドの種類 効果の違いは?
化粧品に配合されるセラミドは、以下の4種類に分けられます。
疑似型(合成)
セラミドの分子構造に似せて合成した成分。
安価、かつ、配合しやすい性質であるため、製品中に高濃度で配合できます。
植物型(天然)
野菜や果物など、植物から抽出するセラミド。
米やこんにゃく、パイナップル、ユズ、ヒマワリなどから得られます。
動物型(天然)
馬などの動物から抽出するセラミド。
ヒトの肌の角層にもなじみやすいことが特徴です。
ヒト型(天然・合成)
ヒトの肌に実在するセラミドの分子構造に近いセラミドで、角層へのなじみやすさや、肌への親和性の高さが特徴。
成分によって期待できる効果が異なるため、お手入れの目的に合うものが配合されたアイテムを使用するのが理想的。
ヒト型セラミドの代表的な成分を、おすすめの肌質・肌悩みと合わせてご紹介します。
<代表的なヒト型セラミド>
・セラミドEOS(セラミド1)… 肌にハリを与える
⇒ 乾燥肌の方、年齢肌の方
・セラミドNG(セラミド2)… セラミドの中でも特に保水力に優れている
⇒ 乾燥対策や肌荒れ予防を重視したい方
・セラミドNP(セラミド3)…乾燥などの外部刺激から肌を守る
⇒ 敏感肌の方
・セラミドAP(セラミド6Ⅱ)… 健やかな状態を維持するために肌を整えたい方
⇒ 年齢肌のケアをしたい方
モイストリペアシリーズは天然ヒト型セラミド配合
made of Organicsのモイストリペアシリーズは、全アイテムに、天然ヒト型セラミドの「セラミドAP※1」と「セラミドNP※2」を配合。
乾燥肌や敏感肌の方にはもちろん、セラミドで年齢肌をうるおしたい方にもおすすめのアイテムが揃います。
※1、2 皮膚コンディショニング剤
シリーズの全アイテムが自然由来成分のみでつくられていて、天然ヒト型セラミド※3は、醤油の麹から精製。
※3 セラミドAP、セラミドNP(皮膚コンディショニング剤)
オーガニック原料は、各アイテム7~8割と高配合。全アイテム着色剤無添加です。
シリーズの中から、顔にも身体にも使えるアイテムをご紹介します。
アフターバスオイル
入浴後の濡れたままの肌にサッとなじませれば保湿ができる、手軽さが魅力のオイルです。
伸びのいいオイルなので広範囲に塗りやすく、全身のケアがスムーズにできます。
アクアミルキーローション・ボディクリーム
肌の水分とセラミドを逃さないためには、肌表面の“蓋”の役割を担う油分※4を含んだ、乳液・クリームも必須。
乳液『アクアミルキーローション』は、サラッとした使用感が好みの方にピッタリ。
『ボディクリーム』は、しっとり濃厚な保湿をしたい方におすすめです。
季節に合わせて使い分けるのもいいですね。
どちらもなめらかで伸びがよく、広範囲に塗りやすいテクスチャーです。
※4 アクアミルキーローション…シア脂、カカオ脂 ボディクリーム…シア脂(全て皮膚保護剤・保湿剤)
フォーミングボディウォッシュ
マイルドな洗浄剤※5とふわふわの泡で、優しい洗い心地を叶えるアイテム。ポンプから出た泡をそのまま肌にのせ、なでるようにして洗うことがポイントです。
洗うときの摩擦と強すぎる洗浄力は、肌を傷つけ、セラミドを流出してしまうおそれがあります。セラミドは補うだけでなく、守ることも大切です。
※5コカミドプロピルベタイン、ヤシ油アルキルグルコシド
セラミドケアをマスターし、効果的な保湿を
セラミドは保湿の要。セラミドの補い方・選び方にこだわれば、より質の高いお手入れができます。セラミドを上手に活用し、乾燥によるトラブルを起こしにくい肌を目指しましょう!
文・写真:コスメコンシェルジュ/コスメライター 鳴海千穂