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【愛犬のお悩み解決!】犬が落ち着くアロマ|愛犬が好む精油の匂いとは?
アロマって犬にも使えるの?人間と使い方は一緒?天然の香りがもたらすチカラをドッグライフに取り入れてみませんか?
犬へアロマが使用されるようになった経緯
犬にアロマセラピーが利用されるようになったのは、つい最近のこと。フランスの自然療法士ネリー・グロジャンが1993年に出版した著書が、2000年に日本語の翻訳本「動物のためのアロマテラピー」として出版されたのをきっかけに、日本でも一部のアロマセラピストや獣医師が、身近な犬に人のアロマを応用しながら臨床や研究を重ねてきました。同時に、海外の情報なども紹介されるようになり、少しずつ普及し今日に至ります。
アロマセラピーで犬が落ち着く原理に関して
アロマセラピーは、植物から採取する香り成分「精油(エッセンシャルオイル)」を使って、健康や美容、快適な生活に役立てるものです。精油が犬の心身に働いて、落ち着いたりと作用するしくみは、人間と同様です。
・犬の嗅覚を通じて神経へ刺激が伝わり、心や身体に作用する
・吸入によって、犬の鼻や喉の粘膜に作用したり、肺から血管に入って全身に作用する
・犬の皮膚への塗布によって、皮膚表面に作用したり、皮膚から血管に入って全身に作用する
・内服によって、消化管から血管に入って全身に作用する
「 内服によって、消化管から血管に入って全身に作用する 」内服は原液の場合、人間の場合でも刺激が強すぎ毒性の蓄積も懸念されるため、一般的には利用されていません。アロマの歴史が浅く体も小さい犬に対しては、より慎重さが必要になるので、原液の内服は控えましょう。
愛犬のお悩み解決はアロマでサポートできる!
犬の性格や行動の悩み、健康上の悩み、飼育環境の悩みあれこれ。アロマセラピーでサポートできることをご紹介します。
精油の香りを嗅ぐ~性格・行動の悩みに~
鎮静・覚醒両方の作用をもつ精油もあり、香りの印象は成分のみならず、記憶や感情に左右されることも多いので、精油選びは複雑になります。犬の反応を見ながら選ぶのがよいでしょう。
問題行動を減らしたい!
鎮静(=副交感神経を優位にする)作用の高い精油を使うことで、飛びつく、落ち着きがない、緊張や恐怖で震える、不安で吠える、失禁するなどの行動を改善するのに有効です。逆に、覚醒(=交感神経を優位にする)作用の高い精油を使うことで、元気ややる気を起こさせるのに役立ちます。心のバランスがよくなるとストレスが軽減され、問題行動なども少なくなります。
愛犬を[お留守番や車をで好きにさせたい人にオススメ]
ある香りとよい記憶をセットで利用することで、その香りが安心できる香り、いいことが起こる香り、というプラスイメージにつながり、しつけや訓練に応用しやすくなります。たとえば、車に乗る前にしっかりとアロマの香りを嗅がせ、車中でスプレーをして声をかけながら犬を落ち着かせ「大丈夫だよ」「すぐ着くよ」としてあげると、車酔いを軽減させられるということが期待できます。
愛犬が落ち着くアロマ
車酔いしやすい愛犬のサポートに
DOG AROMA
Go! Go! drive ゴーゴードライブ
50mL ¥1,650(税込)
車に乗ると、酔ったり緊張してしまう犬に。
吐き気、乗り物酔いを和らげ、消化器系の働きをサポートします。 不安や緊張で落ち着きがなく、騒ぐ犬にもおすすめです。ミントを中心とした爽やかな香りのブレンドです。
愛犬が落ち着くアロマ
寂しさやストレスを緩和します
DOG AROMA
missing you ミッシング ユー セット
25mL ¥3,850(税込)
愛犬を留守中にケアしてあげられない、留守番時の寂しさやストレスを緩和し、安心して眠りを誘うためのブレンドです。旅行や知らない場所でお泊りをする際にも役立ちます。特にキーとなるのは、カヌカ。ニュージーランド特有の植物の中でも特に薬効が高いとされています。
ショーで実力を発揮させたい愛犬にオススメ!
競技に出場する犬や探知・救助などの仕事をする犬には、強い集中力が必要です。やる気を出させたり、頭脳を明晰にして集中させる作用のある精油を使うことで、より実力を発揮しやすくなります。
精油を皮膚に塗布するのはOKなものも!健康上のお悩みに
肌や被毛のトラブルを改善したい!
犬に、細菌や真菌による肌トラブルはつきものです。精油が配合されたローションや軟膏を使うことで、外耳炎、膿皮症などによって起こる炎症、かゆみ、発疹といった症状を軽減したり、菌の繁殖を抑えて予防したりするのに有効です。また、小さな傷や手術後の傷跡の治癒を促すのに使われることもあります。
身体の不調を減らしたい!
関節や打撲などによる痛みを軽減したり、免疫力を高めて感染症の治癒を促進したり、かかりにくくしたりするのに使うことがあります。
犬用精油に関して禁忌は?
人間には無害でも、愛犬には有害なエッセンシャルオイルがいくつか存在します。一部ですがご紹介します。ここに記載した精油に関しては、犬への使用をオススメしません。エッセンシャルオイルを使用する際にはご注意ください。
例:
アニス、オレガノ、ウィンターグリーン、ウォームシード、カラマス、カンファー、カシア、クローブ、サンタリナ、ジュニパー、セイボリー、タイム、タンジー、バーチ、ビター・アーモンド、ヒソップ、マグワート、マスタード、ラベンダーストエカス、ヤロー、ワームウッド など
犬の菌や臭いを軽減させるのにもアロマが大活躍!
菌や臭いを減らしたい!
犬との暮らしでは、汚れや臭いの問題が起こりがちです。抗菌作用のある精油が配合されたものをスプレーや拭き取りに使うことで、菌の繁殖や臭いを減らすことができます。犬のゲージの清掃、嘔吐物や排泄物の清掃などにも便利です。
犬の菌や臭いに効くアロマ
エッセンシャルオイル配合の犬用洗剤
A.P.D.C.
ケンネルウォッシュ
250mL ¥1,760(税込)
人間や愛犬、環境にもやさしい、エッセンシャルオイル(精油)の香りを活かした洗剤は、1本でいろいろな場面に使えます。ゲージやトイレ、床などはもちろん、キャリーバッグやカートといった洗いにくいグッズの拭き掃除に、洗濯洗剤としても便利です。
虫よけしたい!
ノミ・ダニ・蚊などが苦手な香りの精油を使うことで、忌避することができます。室内で香らせたり、外出時にボディや洋服にスプレーして蚊よけをしたり、室内のダニが繁殖しやすい場所にスプレーする方法などがあります。
犬の虫よけに効くアロマ
虫が嫌いな匂いを植物成分で配合
A.P.D.C.
ニーム&シトロネラスプレー
125mL ¥1,540(税込)
蚊やマダニは、人間だけでなく犬にとっても感染症の原因になります。一般的な虫除けスプレーには「ディート」と呼ばれる人体や動物にも有害な成分が入っていますが、このスプレーは、虫が嫌いな香りを持つ植物成分を配合。全身に安心して使えます。
ドッグアロマ、ここに注意!
犬に注意が必要な精油は、人間と同じと考えてください。皮膚刺激が強い成分(アルデヒド類など)、神経毒性がある成分(ケトン類など)や肝毒性がある成分(フェノール類など)を一定量含むものは、使用を控えるか、ごく低濃度で使用します。
人間のアロマの歴史が広義では5000年ほどであるのに比べると、ドッグアロマはわずか20年ほどと非常に浅く、人間ほど効果や危険性が解明されていない部分もあります。多くの個体は人間より小さく、皮膚も薄いことなどを考えると、とくに危険な精油でなくとも、濃度、頻度、使い方には慎重さが要求されます。個々の犬の大きさや年齢、持病、体調などを考慮し、パッチテストをしたり、香りの好みや使用後の様子をチェックしたりしながら使用することが大切です。また、猫や他の小動物への応用は控えましょう。
安全確保のため、精油の瓶は、しっかり蓋を閉め、犬の手が届かない冷暗所に保管しましょう。誤って合成香料を使ったり、合成香料、農薬などが混じった質の低い精油や古い精油を使ったりすることでトラブルが起きるケースもあります。肌につける場合の精油の使用期限は、柑橘系で開封後6か月、それ以外で1年が目安となります。
まとめ
犬への使用はどんな場合も、人間よりも慎重さが必要です。人間の場合同様、アロマの使用はすべて自己責任となります。獣医師や専門家の意見を参考にしながら、植物のチカラを健康や快適な暮らしに役立てましょう。